日産セレナの購入を検討しているけど、購入した後にどのような費用が必要になるだろうか? そんな疑問を持ったことはありませんか。
車両価格や取得税、リサイクル料金など、新車購入時に必要な料金は気になっても、購入してからどのような費用が必要なのかはノーマーク・・・ そんな方が意外と多いのではないでしょうか。
せっかくセレナの購入を検討しているのなら、セレナの維持にかかる費用をしっかり把握して、あなたのカーライフをエンジョイしましょう!
日産セレナにかかる維持費
引用:https://www3.nissan.co.jp/
日産セレナを購入し、充実のカーライフをスタートさせた後で、どのような維持費が必要なのか実際に検証してみましょう。
今回は、セレナ20Sというガソリンエンジン(補助モーター搭載、S-HYBRID)を搭載したモデルで考えてみたいと思います。
燃料費
当たり前ですが、ガソリンエンジン車にはガソリン必要不可欠で、最も頻繁に消費する物ですよね。
1ヶ月に1,000㎞走行したと仮定してカタログ燃費17.2㎞/ℓ、ガソリンの全国平均価格1ℓ=149.2円から計算すると1ヶ月のガソリン代は、約8,700円となります。
年額にすると104,400円になりますが、燃費の計算がカタログ値ですので、実際にはもうちょっとかかると思っておいたほうがよいでしょう。
ここでは、仮に年間のガソリン代は約110,000円としておきます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/
税金関係
自動車を所有すると、税金を納めて登録することで道路を走行することができるようになります。
自動車にかかる税金には、自動車税と自動車重量税があります。
自動車税は毎年納付するものでセレナの場合は39,500円です。
自動車重量税は、車検の際に納付の義務があるもので、セレナは20,000円(2年分)です。
保険料
保険料は、加入の義務がある自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と任意保険の2種類がありますが、安心のためには任意保険もあった方が良いでしょう。
自賠責保険も車検のときに支払うもので25,830円(2年分)です。
任意保険は条件によって金額が大きく異なるものなので、一概にいくらと設定することは難しいのですが、セレナの購入を検討する人の多くはファミリー層、すなわち子育て世代であろうことを考えると、年齢やノンフリート等級から年間保険料は40,000円前後くらいになるのではないでしょうか。
ここでは、仮に年間の保険料を約45,000円(高めの設定)で考えてみます。
ここまでで、2年間分の維持費は約409,000円です。(1年分に換算すると約204,500円)
整備・消耗品代
さて、ここまでの計算に含まれていないのが定期点検や車検などの整備費用とタイヤ、オイルなどの消耗品代です。
中には、自分の車は自らの手で整備するというマニアックな方もいるかもしれませんが、ここでは一般的なユーザーを想定して整備関係はディーラーや整備工場などの専門家にお願いするということにします。
しかし、これについても、依頼する整備工場によって価格が違うものなので、これも一概にいくらと定義することは難しいです。
定期的にかかる費用をおよその目安で考えると
- 車検代金 約80,000円(2年ごと)
- オイル交換 約5,000円(半年ごと)
- オイルエレメント 約8,000円(1年ごと)
これだけで、2年分の維持費は約196,000円です。(1年分に換算すると約98,000円)
この他にも、タイヤやブレーキパッドなど、消耗の度合いに応じて数年に一度交換が必要な部品があります。
交換するとなると数万円かかってしまうものですが、これらも乗り方などによって変動する要素が大きいものなので、いくらと出すことは難しいです。
ここでは、ざっくりとですが1年あたりに換算して約20,000円としておきましょう。
後は、故障や事故などのアクシデントによって発生する修復代などですが、これは予測不可能なため、含まれないものとします。
以上の要素を合計すると、日産セレナ20Sの1年間の維持費は約322,500円となります。
こうして改めて計算してみると、車を所有するということは結構お金がかかるものだということがわかりますね。
日産・セレナの残価設定ローンとは
引用:https://www3.nissan.co.jp/
日産セレナの残価設定ローンとは、あらかじめ数年先の残価を設定し、その額を差し引いて分割払いにする支払い方法です。
ローン終了時に、
- 別の車に買い替え
- 車を返却
- 車を買い取る
という3つの選択肢があるのが特徴です。
あらかじめ下取りの金額が保証されると考えれば、次回の乗り換えプランが立てやすいというメリットがあります。
もちろん、車を返却しても追加料金は発生しません。
数年間はその車に乗るわけですから、車に愛着が湧くということもあるかもしれません。
そんな場合は、残価を支払って買い取ることもできます。
買い取る際には新たにローンを組むこともできます。
このように聞くと、なんだか良いこと尽くめに聞こえるシステムです。
しかし、注意すべき点もあるのでそのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
それは、残価保証には条件があるということです。
- レース(競技会等)での使用、その他違法改造がなされていないこと。
- 事故による修復歴がないこと。
- 走行距離が事前に設定した距離数以下であること。
- 内・外装の損傷による査定減点が日産販売会社の免責範囲内であること。
日産販売会社としては、返却された車は中古車として再販売したいわけですから、状態が良いにこしたことはないというのが本音のようです。
マニアでない限りは、条件1はクリアできそうですが、一般ユーザーとしても条件2,条件3あたりは注意しておかないと、引っかかってしまうこともありそうですね。
残価設定ローンは、月々の支払いを抑えられるメリットはありますが、利用に際しては、条件をよく把握し、慎重に検討する必要がありますね。
日産セレナの年間維持費まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/
先ほど、日産セレナ20Sの年間維持費を約322,500円と試算しました。
いずれも自動車を使用するには必要不可欠な出費なのですが、そうは言っても節約できる出費は極力抑えたいというのも本音です。
ここでは、それぞれの費用がどのようなものなのか、もう少し詳しく検証し、その本質に迫ってみましょう。
自動車税
自動車税は、自動車の用途(自家用、事業用)や種類(小型乗用、普通乗用、小型貨物など)そして排気量によって税額が決まっています。
自家用乗用車の場合、総排気量1リットル以下で¥29,500、それ以上は0.5リットル刻みで税額が設定されています。
最高額は6リットル超の¥111,000です。
日産セレナ20Sは1.5リットル超~2.0以下に分類されるため税額は¥39,500となります。
1年ごとに納付の義務があり、4月1日の時点で登録されている全ての自動車に課せられます。
ちなみに、自動車税は都道府県税で、軽四輪乗用・軽四輪貨物などに課せられる軽自動車税は市町村税です。
自動車重量税
自動車重量税は、その名の通り自動車の重量にかかる税金で、0.5トンごとに税額が増加します。
日産セレナ20Sは、1.5トン超~2.0トン以下に分類され、税額は¥32,800ですがエコカー減税の対象となるため減額されて¥20,000です。
ただし2019年5月以降エコカー減税の縮小や新たに設定される環境性能割の導入で税額が変わる可能性があります。
重量税は新車登録や車検の際に、相当年数分をまとめて納付します。
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
自賠責保険は、一般に強制保険と呼ばれ、登録されている全ての自動車や原動機付自転車に加入の義務があります。
その保証は対人に限定され上限があります。
保険料は金融庁の自動車損害賠償責任保険審議会で毎年改定が行われています。
自動車の場合は車検の際に相当年数の加入が必要です。
試算した金額は令和元年度の自家用乗用自動車の料金で¥25,830です。
ここまでが、自動車を維持するうえで必要最低限の金額で、言わばその聖域です。
任意保険
任意保険は、加入の義務はありませんが、自賠責保険の補償内容では不十分な面も多いため、ほとんどの運転者が加入しています。
保険会社、対人や対物などの補償内容、等級、運転者の年齢条件、免許証の色などの契約内容を見直すことで、節約することができます。
もちろん、必要な補償を得ることは重要ですが、保険証券を見直して補償内容を再検討したり、代理店に相談してみるのも良いでしょう。
現在ではインターネットに特化した保険会社も注目されているので、そういった保険会社に見積を依頼してみるのも良いかも知れません。
また、ノンフリート等級別料率は、事故を起こさなければ毎年等級が上がり保険料が安くなるため、安全に運転さえしていれば維持費が減額します。
ガソリン代
ガソリン代を大幅に節約するのは、実は大変難しいことです。
燃費は重量によって変わりますが、車両自体の重量は減らすことができないため、例えば、積みっぱなしのゴルフバッグや洗車道具などを降ろしたり、あえてガソリンを満タンにしない、自分自身がダイエットをするなど地味な工夫を積み重ねることが重要です。
例えば、自動車は発進する時が一番ガソリンを消費するため、発進時にエンジンの回転を上げすぎないようにするということもひつのポイントになります。
燃費を良くするのは地道な作業の積み重ねなのです。
さらに、日産セレナには、パワーユニットの異なるモデルが存在します。
それがe-POWERと呼ばれる電気自動車に発電用のエンジンを搭載したモデルで、充電の必要がないのが特徴です。
燃費性能だけで考えるのであれば、ガソリンエンジンよりも優れいるので、購入の際に検討してみるのもよいでしょう。
整備消耗品代
先にも書いた通り、一般的なユーザーは専門家に整備をお願いすることが多いと思います。
自らの手で定期点検やオイル交換などの簡単な作業を行うことで維持費を抑えることもできますし、その気になれば、車検を取ることも可能です。
ただ、やはり専門的な知識は必要なので、よっぽど車が好きで実技も知識も豊富な人でなければ難しいです。
いくら費用を抑えたいといっても、整備を素人がやることはおすすめしません。(やろうとしても無理です)
重要なのは自動車が安全に走行できる状態であることなので、一般ユーザーができることと言えば、安くて信頼できる整備工場を見つけることぐらいでしょうか。
自動車の維持費は、走行環境やインフラを整備するための税金、万が一の損害賠償に備えるための保険、安全に走行するための整備や消耗品で構成されています。
自動車を所有すること自体、社会的責任と義務が生じますが、いつでもどこにでもあなたを導いてくれる日産セレナは、きっと自由の喜びもたらしてくれることでしょう。
今回の記事があなたのカーライフの一助になれば幸いです。
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